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カットとプロポーション

結婚指輪雑誌のモデルはすばらしいプロポーションをしていますね。すらりとのびた足、華奪な肩、きゅっとしまったウエストなど、理想的な体型をしています。プロポーションがよいというのは、均整がとれていて、バランスのよい美しい体型という意味で使われています。宝石の場合は、このプロポーションがカットの技術力で決まり、宝石の美しきである輝きに直接影響しています。正確なカットが宝石のよいプロポーションを作るのです。

透明な宝石に光をあてると、光は、宝石の中を通るときに幾重にも屈折したり反射します。この屈折や反射が十分に効果的に起こるとき、宝石が輝きを増すわけです。何回となく屈折と反射を繰り返して、私達の目には沢山の光に見えるのです。つまり、宝石の輝きはカットのよしあしにかかっているわけです。石と光の性質を計算して、形よくカットされてはじめて宝石は輝きを備えることができるのです。カットがよいということは、石全体のプロポーションもよいということです。

宝石の本来の美しさを出すために宝石に合ったカットが施されます。ダイヤモンドにはダイヤモンドに合ったカットが、エメラルドにはエメラルドの弱さやもろさをカバーし、なおかつ色の美しさを引き出すエメラルド・カットが施されるのです。各宝石に合ったカットの方法が数学的、科学的に計算されてつくり出されています。

カットの形式は大きくわけると三つあります。

  1. まず一つ目は、ほとんどの透明石になされるカットで、一つひとつの面をフアセットといい、いくつかの面をつけるものです。このカットをフアセット・カットといいます。ー般に知られているダイヤモンドのブリリアント・カットもこの形式の中に含まれます。マーキーズ、オーバル、ハート・シェイプ、エメラルド・カート、ペア・シェイプ、バゲットなどもこのフアセット・カットに入ります。
  2. 二つ目は、半透明から不透明の石に多く施される山形のカポツション・カット。カポッシヨンとは「はげ頭」のことです。はげ頭のようなカポツション・カットにも高い山形のハイ・カポッション、低い山形のロー・カポッションなど、いくつかの種類があります。ハイ・カポッションはトルコ石やアメジストなどに、ロー・カボツションはガーネットやオパールなどに向いています。このカポッシヨンにはふたつの利点があります。ひとつはオーパル・カットなどと比ぺてカラット数が大きくなること。もうひとつは、カポッションだとわりあい宝石の中の傷がめだたないということです。
  3. 三つ目は、上部が山形のカポッシヨン・カットで、下部が面のあるフアセット・カットを施したミックス・カットです。

この結婚指輪にはこのカットと最初から決めつけずに、ちょっと意外なカットの良さもわかると楽しいと思います。カットの種類によって石の表情が変わります。石の良さを引き出し、個人の好みとデザイン的にみてぴったりとくるものであればよいわけです。ダイヤモンドがいちばん美しく輝くカットはプリリアント・カットです。上から入った光が底面から抜け出さずに、全反射という現象でまた戻って上から出ていくという構造にカットしてあるのです。そこでダイヤモンドは、まるで内部から光を発しているかのように輝きます。ダイヤモンドの屈折率は二・四。天然鉱物の中で最も高い率を誇っています。

ダイヤモンドの代用として用いられることの多いジルコンは一・九です。この二つを並ぺてみれば、その輝きの差は歴然とする、でしょう。といってもカットの技術が同レベル、ての話です。カットの技術力が無ければ、いくら屈折率が高いダイヤモンドといえども光が正確に反射しないので鈍い輝きになってしまいます

石の結晶の性質によっては、理想的な色があらわれる方向があります。その方向がとれるようにカットされているかどうかによっても色が左右される場合もあります。光の微妙な反射によって、いくら良い石、ても輝きや色までもが違ってくるのです。

宝石の値段が石の大きさだけではなく、このカットも大きな要因になるのはこのためです。カラット数(石の重さ)を大きくするために、下方に余分な部分を残している不細工なプロポーションの石は輝きが鈍っているはずです。こうしたことも宝石を上から見ているだけではなかなか気がつかないことです。斜め横や下からもチェックしましょう。